ラグのメンテナンス方法

ラグのメンテナンスについてよくある質問をご紹介します。

Q&A

Q1 抜け毛はありますか?

A. キリム(平織り)と絨毯(パイル)によって違いはありますが、抜け毛はあります。ただ絨毯にとって抜け毛はつきものなのでそれほど気にする必要はありません。通常の掃除機(お掃除ロボットを除く)で掃除して問題ありません。
毛足の長いものは特に抜け毛が多く、お部屋の汚れなどが気になるようでしたら水洗いする事で少し緩和されます。

Q2 色落ちたり、他に移ったりしますか?

A. 古いラグと新しいラグで色落ちは違ってきます。古いものは何度か水をくぐっているのであまり色落ちはしませんが、新しいラグを初めて水洗いする場合や、水分をこぼした時に色おちすることがあります。
洗う前には白い布か脱脂綿などに軽く水を含ませて、赤、黒、青など特に色の濃い部分を擦る等のチェックが必要です。特に白い部分に濃い色ががうつりそうな配色には注意が必要です。

Q3 汚れてはいないのですが、匂いが気になります。どうしたらいいですか?

A. 特に新しい羊毛製のラグは湿気の多い時期に匂いがする場合があります。
これは羊毛の持つ脂分(ラノリン)が原因です。特に新しいものは脂分を多く含んでいるので匂いが強いものもありますが、乾燥させることである程度防げます。どうしても気になる場合はご相談ください。

Q4 虫はつきませんか?

A. 日常的にご使用の場合はほぼ心配ないです。羊毛製品全般にしまっておく場合には、虫除け対策が必要です。
一般の防虫剤(ナフタリン)などでも問題ありませんが、天然の樟脳が臭いが良く、浄化作用もあるのでお勧めです。

 Q5普段のお手入れで、 掃除機をかけても大丈夫ですか?

A. 普段は普通に掃除機を使った掃除で問題ありません。あまり吸引力の強いクリーナーだと毛が抜けやすくなるので、優しめの設定でご使用になることをお勧めします。
お掃除ロボットをご使用の場合はフリンジなどを捲ってお使いいただくのが良さそうです。こちらに関しては破損の原因にもなるので今後検証したいと考えています。

Q6 普段はどのようなお手入れを心がけていたらよいですか?

A. 梅雨時や秋の長雨など湿気の多い時期は羊毛が水分を含んで汚れやすくなります。天気のいい日や曇りの日でも虫干しすることをお勧めします。
羊毛の中に含まれた湿気を吐き出すことで活性化されるからです。短時間(2〜3時間)でしたら、直射日光でも大丈夫です。

Q7 コーヒーをやジュースをこぼしたらどうしたらいいですか?

A. コーヒー、紅茶、ジュース、ミルク、アイスクリーム、アルコール等をこぼした場合は、ぬるま湯を含んだ雑巾で汚れを良く流して下さい。
その後は中性洗剤を溶かしたぬるま湯で汚れた部分をシミが取れるまで拭き取り、最後に乾いた布巾で水分を拭き取ってから、ドライヤー
(低温)で乾かすとシミになりにくいです。

Q8 ほつれたり穴があいたりしたらどうしたらいいですか?

A. 絨毯やキリムの修復は可能です。破れや解れの状態によって修復方法が異なりますので、その部分を写真などでお送り頂ければ対処方法をお知らせいたします。またあまり状態の酷いものでなければ、当方でも修復可能ですので、ご相談下さい。

Q9 絨毯は自宅で(自分で)洗えるのですか?どうやって洗えばよいのですか?どのような洗剤を使えばよいですか?

A. 素材によって違いますが、羊毛のラグ(トライバルラグのほとんどは羊毛)は水洗いできます。大きさにもよりますが小さめのものでしたらご自宅での水洗いも可能です。
その場合浸け置き洗い、40℃以上の高温、アルカリ性の洗剤などを避けるようにすればほぼ問題ないと思います。

Q10 日焼けによる色落ちはありますか?

A. 一年中、直射日光が当たる場所(縁側など)に置いておくと日焼けします。
特に赤系統の色が日焼けしやすいです。
日当りのよい場所にある置く場合はカーテンなどで遮光するか、時々位置をずらしたりするだけで日焼けしにくくなります。短期間の虫干しなどはそれほど問題ありません。

Q11 絨毯をクリーニングに出す時は、どこにお願いしたらよいですか?

A. 当方では絨毯の水洗いクリーニングを行なっています。
お気軽にお申し付け下さい。羊毛製でしたら1平米あたり2500円(税別)程度です。またアンティーク、シルク絨毯、デリケートなラグの場合は価格が違ってきますので、別途ご相談ください。

Q12 絨毯は、どのくらいの頻度で洗えばいいですか?

A. 絨毯を洗う頻度は使い方によってかなり違ってきます。台所のキッチンマットなどにお使いの場合は、汚れがひどので1年に一度くらいは水洗いしたほうが気持ちが良いと思います。
リビングのソファ前など一般の部屋では3〜5年に一度くらいでも十分です。
寝室などほとんど汚れがつかない部屋でお使いの場合10年以上クリーニングしなくても問題ありません。

Q13 絨毯を使わない時期、どのようにしたらよいですか?

A. ラグの収納ですが、その際には防虫剤、乾燥剤などを入れて仕舞うことが大切です。一般の化学薬品の防虫剤(ナフタリン)でも大丈夫ですが、天然の樟脳が臭いも良く、ラグそのものに臭いがつかないのでお勧めです。

Q14 絨毯を仕舞う場合どのような収納方法が良いですか?

A. 収納の仕方ですが、分厚いギャベなどは折り畳めないので巻いてから仕舞う方が良いと思います。キリムや古いラグなど薄手の物は折り畳んで仕舞っても問題ありません。ただ長くしまう場合は湿気の少ない場所で防虫剤を入れておくおことをお勧めします。
時々は虫干しすることも、長持ちさせるコツのひとつです。